Word Origins
-言葉の起源-
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Spring(春)
“spring”は名詞では「春」「ばね・ぜんまい」「泉・湧水」、動詞では「跳ねる」「(水などが)奔出すること」などを意味し、いずれも「迅速な動作」を意味するインド・ヨーロッパ語の“sprength-”が語源です。
ゲルマン語から派生した言語の中で、ドイツ語とオランダ語の“springen”は“jump(跳ぶ・跳ねる)”という語義へ移行していきましたが、スウェーデン語の“springa”は語源に近い意味の「走る」にとどまりました。名詞の“spring”は、古英語では『小川が地上へ「源を発する」場所』を意味しており、その概念は「源泉・始まり・原点」へと比喩的に進化し、「源を発する」という概念も「一日の始まり」、さらには「新しい成長の出現」という意味へと応用されていきました。また“spring”の字義については16世紀頃に「1年の始まり」という発想から「冬の次に来る季節」へ結びついたといわれています。
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